スマホ充電中に火花や異常発熱、原因はほこり

スマートフォンの充電時、充電端子部分が異常発熱することがあるという相談が、兵庫県内の消費生活センターに寄せられていると兵庫県立健康生活科学研究所(神戸市)が発表し、注意を呼び掛けています。消費生活センターに寄せられた相談によると、2013年4月から2014年12月の間で9件あり、うち2件は利用者が軽いやけどしたということです。健康生活科学研究所の生活科学総合センターによると、利用者が軽いやけどを負った2件の詳細として、2014年1月に自動車内で充電していたスマホから突然火花が散って、10代女性が手首に軽いやけどを負いました。また、2014年2月には、使用して約1年をたったスマホを枕元で充電していたところ、充電器との接続部分が異常な熱さを持ち本体の一部が溶けて、2歳の男児が左頬に軽いやけどを負ったのです。残る7件も、スマホ本体の熱で変形したり、寝具や床材が焦げたりしています。異常発熱の原因として、生活科学総合センターは、スマホの充電端子や充電器のコネクターの内部に汗や飲料水、ほこりなどが混入した結果、充電中にショートしたとみています。生活科学総合センターの実験によると、充電端子と充電器のコネクターにほこりなど異物が混入した状態で充電をしていると、約5分後にスマホと充電器の接続部分温度が300度超まで上昇したのです。

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